専修人の本_2023年度
2023年度 新刊紹介

山地と人間
発売日 2023.4.17
編 集 専修大学文学部環境地理学科
発 行 専修大学出版局
価 格 税込2,640円
編 集 専修大学文学部環境地理学科
発 行 専修大学出版局
価 格 税込2,640円
日本人にとって山地は身近な存在といえる。本書は、学科の9人のスタッフが山地と人間の織りなすさまを描きだす。
山地という自然環境はどのような特色を有しているのだろうか。まずは山地の地形の成り立ち、山地特有の気候と生き物の姿、そして、山地のもたらす災害が示される。
その上で、山地を人間がどのように見て、どのように利用してきたのか。荘園図に描かれた山地、山地の占有と利用の変遷、さらには、人口の変化を明らかにする。
最後に、人口が減少する山地に、観光?レクリエーションで訪れる人々、さらには移り住もうとする人々の動向を示す。
このように、本書は地理学の立場から山地とそこにおける人間の活動を俯瞰しようとする。山地への理解を深めるとともに、地理学の見方にも触れることができよう。
山地という自然環境はどのような特色を有しているのだろうか。まずは山地の地形の成り立ち、山地特有の気候と生き物の姿、そして、山地のもたらす災害が示される。
その上で、山地を人間がどのように見て、どのように利用してきたのか。荘園図に描かれた山地、山地の占有と利用の変遷、さらには、人口の変化を明らかにする。
最後に、人口が減少する山地に、観光?レクリエーションで訪れる人々、さらには移り住もうとする人々の動向を示す。
このように、本書は地理学の立場から山地とそこにおける人間の活動を俯瞰しようとする。山地への理解を深めるとともに、地理学の見方にも触れることができよう。

“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!「テニスの心理学」
発売日 2023.4.5
著 者 佐藤雅幸
発 行 ベースボール?マガジン社
価 格 税込1,980円
著 者 佐藤雅幸
発 行 ベースボール?マガジン社
価 格 税込1,980円
著者は、これまでジュニア、学生そしてトッププロまで、多くのアスリートの心理サポートをしてきました。一般的にアスリートは、細かいことにこだわらない、前向きで明るいイメージを持たれています。しかし、競技に真剣に取り組めば取り組むほど、壁に突き当たり、自分を追い込み、追い詰め、悩み、苦しんでいるのです。
本書では、著者の専門研究領域である、「スポーツ心理学」と「テニスの指導理論」を組み合わせて、アスリートが抱える心理的な問題の解決法について解説しています。これらはテニスの選手やコーチの現場での課題解決に役立つものであるとともに、一般の方々の人生におけるものの見方、考え方、生き方に応用できるものとなっています。
人生はドラマのようなものです。ときには勝ち、ときには負けて挫折します。その起伏が大きいほど人生はドラマチックになります。人生の脚本を書くのはあなた自身です。今日までのストーリーは消し去ることはできませんが、明日からのストーリーは書き直すことができるのです。ドラマの最終章をどうするか……。そのヒントが記されています。
著者(さとう?まさゆき) 経済学部教授。スポーツ研究所顧問。スポーツ心理学、テニス。
本書では、著者の専門研究領域である、「スポーツ心理学」と「テニスの指導理論」を組み合わせて、アスリートが抱える心理的な問題の解決法について解説しています。これらはテニスの選手やコーチの現場での課題解決に役立つものであるとともに、一般の方々の人生におけるものの見方、考え方、生き方に応用できるものとなっています。
人生はドラマのようなものです。ときには勝ち、ときには負けて挫折します。その起伏が大きいほど人生はドラマチックになります。人生の脚本を書くのはあなた自身です。今日までのストーリーは消し去ることはできませんが、明日からのストーリーは書き直すことができるのです。ドラマの最終章をどうするか……。そのヒントが記されています。
著者(さとう?まさゆき) 経済学部教授。スポーツ研究所顧問。スポーツ心理学、テニス。

ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録
発売日 2023.5.17
著 者 松原文枝
発 行 集英社
価 格 税込1,056円
著 者 松原文枝
発 行 集英社
価 格 税込1,056円
横浜港湾の元締めで政財界に影響力を持つ裏の権力者"ハマのドン"こと藤木幸夫氏。御年92歳。
横浜市が進めたカジノ誘致阻止に向け、時の最高権力者と全面対決した。
決戦の場となったのは横浜市長選。藤木氏が賭けたのは、住民投票を求める署名を法定数の3倍も集めた市民の力だった。
リスク覚悟で挑んだ藤木氏の行動と市民の力が融合し、最後は政権が進めた国策をなぎ倒した。
政治を市民の手に取り戻す――。著者が制作したドキュメンタリー映画『ハマのドン』をさらに深掘りするとともに、映画が制作されるまでを記録した。
著者(まつばら?ふみえ)文学部特任教授。ジャーナリズム研究。テレビ朝日社員。
横浜市が進めたカジノ誘致阻止に向け、時の最高権力者と全面対決した。
決戦の場となったのは横浜市長選。藤木氏が賭けたのは、住民投票を求める署名を法定数の3倍も集めた市民の力だった。
リスク覚悟で挑んだ藤木氏の行動と市民の力が融合し、最後は政権が進めた国策をなぎ倒した。
政治を市民の手に取り戻す――。著者が制作したドキュメンタリー映画『ハマのドン』をさらに深掘りするとともに、映画が制作されるまでを記録した。
著者(まつばら?ふみえ)文学部特任教授。ジャーナリズム研究。テレビ朝日社員。

リスクマネジメント視点のグローバル経営―日本とアジアの関係から―
発売日 2023.4.7
編 著 上田和勇
発 行 同文舘出版
価 格 税込2,860円
編 著 上田和勇
発 行 同文舘出版
価 格 税込2,860円
本書は6人の学者と2人の実務家により執筆された。執筆者の専門領域はリスクマネジメント、保険、国際経営など実に多彩である。
本書の第1の特徴はリスクマネジメントの役割を、ステークホルダー、特に社員とその関係者のWell-beingと成長にまで拡張して、具体的に考察している点。第2の特徴はグローバル視点でのガバナンスとオペレーショナル?リスクのマネジメント問題の検討などを通じ、人的資産リスク、他者との協力関係に関するリスク、M&Aリスクなど、アジアを中心に現実に今、問題となっているリスクとそのマネジメントが考察されている点。
多くの事例とコラムにより、理論をさらに具象化して読者の関心を深めやすくなっている。
多様な文化との共生が求められる日本とアジア諸国とのグローバル経営において、これら多様な視点から分かりやすく解説する本書は学生、ビジネスマンにも推奨できる良書である。
編著者(うえだ?かずお)名誉教授。リスクマネジメント、保険、企業倫理。
本書の第1の特徴はリスクマネジメントの役割を、ステークホルダー、特に社員とその関係者のWell-beingと成長にまで拡張して、具体的に考察している点。第2の特徴はグローバル視点でのガバナンスとオペレーショナル?リスクのマネジメント問題の検討などを通じ、人的資産リスク、他者との協力関係に関するリスク、M&Aリスクなど、アジアを中心に現実に今、問題となっているリスクとそのマネジメントが考察されている点。
多くの事例とコラムにより、理論をさらに具象化して読者の関心を深めやすくなっている。
多様な文化との共生が求められる日本とアジア諸国とのグローバル経営において、これら多様な視点から分かりやすく解説する本書は学生、ビジネスマンにも推奨できる良書である。
編著者(うえだ?かずお)名誉教授。リスクマネジメント、保険、企業倫理。

事実はどこにあるのか
民主主義を運営すためのニュースの見方
発売日 2023.3.29
著 者 澤康臣
発 行 幻冬舎新書
価 格 税込1,100円
著 者 澤康臣
発 行 幻冬舎新書
価 格 税込1,100円
報道と広報を分かつのは何か。ニュースとSNSの差は何か――ジャーナリズムがなぜ必要かを考える書である。
実例を多数紹介した。東京医大の女性差別入試、富山市議たちの政務活動費不正など調査報道の裏側も、米国で倫理問題の論議となった報道も実在するエピソードの「実録」を基本とした。
本書は「民主主義の『運営側』」という生硬な表現をあえて繰り返す。私たち市民は社会のお客様ではない、主権者であり参加と自治の主人公だと訴える。そこに報道の、エンタメや生活情報を超える意味がある。
だから良い報道を渇望する市民でありたい。そして、そんな市民になろうとする学生たちの支えにしてほしい本である。
著者(さわ?やすおみ)文学部教授。新聞学、ジャーナリズム研究。
実例を多数紹介した。東京医大の女性差別入試、富山市議たちの政務活動費不正など調査報道の裏側も、米国で倫理問題の論議となった報道も実在するエピソードの「実録」を基本とした。
本書は「民主主義の『運営側』」という生硬な表現をあえて繰り返す。私たち市民は社会のお客様ではない、主権者であり参加と自治の主人公だと訴える。そこに報道の、エンタメや生活情報を超える意味がある。
だから良い報道を渇望する市民でありたい。そして、そんな市民になろうとする学生たちの支えにしてほしい本である。
著者(さわ?やすおみ)文学部教授。新聞学、ジャーナリズム研究。

環境財務会計各論
発売日 2023.3.10
著 者 植田敦紀
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,740円
著 者 植田敦紀
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,740円
環境財務会計領域では、環境会計情報を財務会計制度の中で適正に認識することを追究する。
本領域全般については2008年拙著『環境財務会計論』において論考済みであるが、それから15年経過し、その後の社会情勢の変化に対して各論を追筆刊行した。
具体的には、11年東日本大震災に伴う福島第1原発事故による土壌汚染の会計、今後廃炉が進む原子力発電施設の廃炉の会計、更に39年ごろ太陽光パネルの大量廃棄が予測される太陽光発電施設の除去債務の会計、また温暖化対策として市場メカニズムを利用した排出量取引および各種カーボンクレジットについて論述した。
私自身の研究は、環境会計、環境財務会計、サステナビリティ会計へと進み、本年『環境会計各論』、本書、『サステナビリティ会計論』の3冊の刊行に至った。
広い視野で真に社会において必要な会計を探究していきたい。
著者(うえだ?あつき)商学部教授。会計学、サステナビリティ会計研究。
本領域全般については2008年拙著『環境財務会計論』において論考済みであるが、それから15年経過し、その後の社会情勢の変化に対して各論を追筆刊行した。
具体的には、11年東日本大震災に伴う福島第1原発事故による土壌汚染の会計、今後廃炉が進む原子力発電施設の廃炉の会計、更に39年ごろ太陽光パネルの大量廃棄が予測される太陽光発電施設の除去債務の会計、また温暖化対策として市場メカニズムを利用した排出量取引および各種カーボンクレジットについて論述した。
私自身の研究は、環境会計、環境財務会計、サステナビリティ会計へと進み、本年『環境会計各論』、本書、『サステナビリティ会計論』の3冊の刊行に至った。
広い視野で真に社会において必要な会計を探究していきたい。
著者(うえだ?あつき)商学部教授。会計学、サステナビリティ会計研究。

異文化コミュニケーション―自文化と異文化の理解をめざして
発売日 2023.1.20
著 者 上村 妙子
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,080円
著 者 上村 妙子
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,080円
本書は4部構成となっており、第1部では「文化」とは何かを探り、その定義、特徴、種類を扱っています。
さらに、「異文化」間における相違を見える文化と見えない文化という二つの側面から説明しています。
第2部では、言語による「コミュニケーション」に焦点を当て、主に日本語と英語を語彙、文、文章のレベルに分けて比較しています。
第3部では、非言語による「コミュニケーション」を取り上げ、日本と欧米のコミュニケーション?スタイルの違いを説明しています。
最後に、第4部では、第2部と第3部での議論を踏まえ、言語と非言語がどのように一体となってメッセージを伝え、コミュニケーションを成立させているのかを探っています。
著者(かみむら?たえこ)文学部教授。応用言語学、英語教育。
さらに、「異文化」間における相違を見える文化と見えない文化という二つの側面から説明しています。
第2部では、言語による「コミュニケーション」に焦点を当て、主に日本語と英語を語彙、文、文章のレベルに分けて比較しています。
第3部では、非言語による「コミュニケーション」を取り上げ、日本と欧米のコミュニケーション?スタイルの違いを説明しています。
最後に、第4部では、第2部と第3部での議論を踏まえ、言語と非言語がどのように一体となってメッセージを伝え、コミュニケーションを成立させているのかを探っています。
著者(かみむら?たえこ)文学部教授。応用言語学、英語教育。